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カツラの葉っぱ 大好き!

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バイオマスって有効?7

<バイオマスって有効?7> H27.12.1~~ 
四国の田舎に帰ったが、未利用のまま荒れる山林とその涵養が気になる大使である。
太陽光、風力におされて木質バイオマス発電は、やや影が薄いが・・・・
この際、再利用率がわずか1%の林地残材は・・・再生エネ法案でなんとかならないものか?

木材チップの原料日本国産木材チップの原料(2009年)

・姫路 国内最大級の「バイオマス発電所」開設で式典
・【バイオマス関連ニュース3】

R7:『姫路 国内最大級の「バイオマス発電所」開設で式典』を追記
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バイオマスって有効?5>目次
・【バイオマス関連ニュース2】
・各地の木の駅プロジェクト
・木質バイオマスの現状と課題
・里山資本主義の書評
・コミュニティ・エネルギー
・木質バイオマス発電の近況
・日本初の一体型木質バイオマス発電所
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バイオマスって有効?4>目次
・【バイオマス関連ニュース1】
・間伐材を商品券1万円分と交換
・バイオマスの買い取り価格案が提示されたが
・木質ペレット燃焼灰からの放射性物質の検出
・「林地残材でバイオマス発電」は邪道?
・日本は林業に向いているか(工事中)

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バイオマスって有効?3>目次

・日本がオーストリア化する日も近いか
・里山資本主義の夜明け
・稲わらからのバイオ燃料を90円未満/リットルで(工事中)
・木質バイオマス発電の発展性(工事中)
・エネルギー見直しの風がふいている
・「自伐林家参加型」の木質バイオマス利用(工事中)

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バイオマスって有効?2>目次
・バイオマスエネルギーって有効?
・日本のバイオマス利用1
・日本のバイオマス利用2

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バイオマスって有効?1>目次
・日本の「再生可能エネルギー」最前線
・菜の花プロジェクト
・ネイティブ蔑視のバイオ燃料1
・ネイティブ蔑視のバイオ燃料2



ネットを巡っていたら、日本の各地で「バイオマス発電所」が建設、運転開始との情報が上がっているようです。
エコなエネルギーが求められている昨今では、原発に頼らずとも地熱発電、バイオマス発電、風力発電あたりが有力な選択肢になるものと思うわけで・・・・
3月13日のNHKのNEWS WEBで「国内最大級のバイオマス発電所開設」が流れていたので以下のとおり紹介します。
広畑バイオマス発電所
国内最大級の「バイオマス発電所」開設


<【バイオマス関連ニュース3】>
報道によれば気仙沼の木質バイオマス発電が12月にも本格稼動とのこと
・・・サポート体制がしっかりしているようですね。

2015.11.30(地エネ)木質バイオマス発電 気仙沼地域エネルギー開発 間伐材を利用、復興へより
 漁船の汽笛が鳴り響く宮城県・気仙沼港。岸壁のすぐ近くで、木のチップを燃料にした木質バイオマス発電が12月にも本格的に始まる。林業の衰退で荒れた気仙沼市内の山から間伐材を燃料として買い取り、半額を地域通貨で支払って復興に役立てる新たな試みだ。
 きっかけは東日本大震災。震災当時の深刻な燃料不足の経験をもとに自給自足可能なエネルギーを実現しようと、市内外でガソリンスタンドなどを経営する高橋正樹さん(52)が2012年、株式会社の「気仙沼地域エネルギー開発」を設立。木質バイオマス発電に乗り出した。

 最初は林業家の掘り起こしから始めた。間伐材を供給してもらおうと、市と協力して講習会を開き、間伐材の伐採や搬出方法を学ぶ場を作った。これまでに10回開催。自分の山にあまり入ったことのない市民など約90人が燃料の供給役に加わった。

 国による再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度では、森林整備を進めるため、間伐材で発電した電気をより高く買い取っている。そこで市が「間伐材証明」を出す仕組みを作り、高い売電価格を実現できるようにした。13年に始めた間伐材の買い取りでは、相場より高い1トン6千円を支払った。

 また市内のスーパーや商店約180店と協力し、新たな地域通貨「リネリア」を発行。間伐材の買い取り額の半分をリネリアで支払っている。高橋さんは「経済的な地産地消を実現して復興に役立てたい」と話す。

 ただ、ドイツから輸入した発電用プラントの扱いには苦戦した。木材を燃やして発生させたガスでタービンを回して発電するタイプで、発電能力は800キロワット。燃料に適したチップの大きさや湿度がわからず試行錯誤が続いた。想定以上のタールも発生し、何度も配管が詰まって掃除に追われた。

 それでも今夏以降は運転が安定し、12月中には本格稼働にこぎ着けられそうだ。既に市内2ヶ所で貯木場を確保。今年度中に大型乾燥施設も完成する。発電で生まれる熱は、プラント近くのホテルで空調などに使われ始めた。

 高橋さんは話す。「山にお金を回すことで気仙沼を元気にしたい。やるからには成功させたいね」(野瀬輝彦)



気仙沼地域エネルギー開発より
<地域通貨「Reneria」リネリアの発行と利用について>
気仙沼

 平成23年10月に策定された気仙沼市震災復興計画の柱の中に、この震災を機に化石燃料や原子力に頼り切るのではなく、エネルギーを分散しておくことが災害時には強く、地域内で自給できるエネルギー体制を構築すべきであるという事が計画に盛り込まれました。
 それに基づき関係業界で太陽光、風力はじめ様々な調査研究が開始されました。その中に地元の森林資源をエネルギーとして使う、しかもそれは山の手入れをしながら産出される間伐材を活用できれば、これまで材価の低迷により手を出せなかったリアスの山々に手入れを施すことができ、結果、山に残る木々はより大きく将来の需要に備えられ、かつ森はこれまでより豊かになり、元来の豊かな養分をリアスの海に贈り出し、リアスの里も山からエネルギーという形で恵みを受けることになる。そんな新しい、しかし良く考えると昔からある地域の自然との関係を創っていこうという取り組みが木質バイオマス事業への挑戦なのであります。

 この事業の中で更に森から出される恵み(木材)への対価を、リアスの里の中でより循環してもらうために生まれたのが、リアスの森の通貨「Reneria」リネリアです。リアスの海山里の自然環境・食・文化・風習、あらゆる地域固有の財産を保全・継承・活用しながら、持続発展可能な社会を創造するスローフード都市としての理念のもと、スローフード気仙沼のご協力を頂きながら発行運営していくもので、券面も本事業の概念と合わせスローフード気仙沼の山内宏泰氏にデザインして頂きました。


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